6月の来日ツアーも楽しみなジャネット・サイデル。夏の定番といえばこの一枚!
品番:MZCF-1066
価格:¥2,520(tax incl.)
リリースから1年経つ今もロングセラーを続ける強力アルバムであります。
(スイングジャーナルにはヴォーカル部門チャートなるものがあるのですが、3ヶ月連続で1位になった時には驚きました。ジャネット&デイヴィッドもすごく喜んでて何とそのチャートのコピーが彼女のHPに!)
このアルバムの売りはなんといってもウクレレをバックに歌うジャネットなのです。
ウクレレってことで「ハワイアン?」と思う方もいらっしゃると思うのですが、実はそうにあらず。
いわゆる「ハワイアン」な曲は『マナクーラの月』だけで他はスタンダード曲ばかり。
ジャズ、ポップ、ラテンのスタンダードなどなどヴァラエティー豊かな内容なのでジャンルに関係なくいろんな人に聴いてもらいたい一枚です。
寺島さんのライナーを見てみると・・・・
『しばらくウクレレの演奏があってその後、静かに低く、あたたかく現われてくるジャネット・サイデル。もう、たまらないのである』
この太字になった「もう、たまらないのである」という部分を見るたびに何故か寺島さんの顔を思い出してしまいます。
そういや、このアルバムはジャケットでも苦労しました。うちらが、というよりデザイナーさんが一番大変だったと思います。実は現在のデザインに辿り着くまで4ヴァージョンぐらいあったのです。
一番初めはハワイの古い切手のデザインを使ったもの。
その次に「ディア・ブロッサム」「ジャネットとクリスマス」と同じキャラクターのイラスト(結局ジャケにはならなかったけど、このイラストすごく可愛いです)。
で、その次が上記イラストにある月の中にジャネットの顔を入れたもの(これ、面白いと思ったのですが、ラッツに持って行ったところ真顔で「冗談ですよね」という反応が)。
で、その次が上記イラストにジャネット達のアー写をはめ込んだもの(某店舗のジャズ担当の方に見てもらったのですが、その方の微妙な微笑みには困惑が見て取れました)。
そんなこんなしているうちにどんどん時間がなくなってきて、かなりギリギリの段階で現在のデザインが出来上がったのでした。キッカケはポロリと出てきた、とあるCD。「こんな感じのいいね〜」ということになり、あとはトントントンと進んでいったのです。どのCDかわかった人は凄いです(日本ではいまいち盛り上がりに欠けていたような気がしますが、本国イギリスでは結構人気のあるシンガー・ソングライターです。)。
もちろんイラストをジャネット達に見てもらったのですが、とても気に入ってくれて即OK。結局オーストラリアでのリリースにも使ってくれました。うーむ、思い返すにほんとにデザイナーさんは大変だったと思います。ほんとにありがとうございました。
うーむ、ジャケット話が長くなってしまいました。
で、6月にジャネット達が来ます。メンバーはこのアルバムと同じチャック・モーガンとデヴィッド・サイデル。「マナクーラの月」からも多数演奏されるのではなかろうかと大胆予想させていただきます。