FREEDOM Paper Sleeve Collection vol.6
60年代から70年代にかけ、沈滞したジャズ・シーンを震撼させたインディペンデント・レーベルの雄Freedom Records紙ジャケット復刻シリーズ、最後を飾る復刻第6弾は世界初CD化を含むマニア必携のコレクターズ・アイテム4タイトル!
その後ロック・シーンへと身を投じるキーボード奏者、ジム・ヤング幻のデビュー・アルバムが奇跡の初CD化!60年代のサンフランシスコの空気を吸い込んだフラワーでピースフルなアヴァンギャルド・ミュージック?
一連のフリーダム紙ジャケット復刻シリーズの最後に思わぬ宝物が待っていた。アラン・ベイツが60年代中頃サンフランシスコに赴いて作った2枚のレコードのうちの1枚である。主役のジム・ヤングは89年に亡くなっているが70年代にはヨアヒム・ヤングの名でルイス・ガスカ、ボズ・スキャッグス、スティーヴ・ミラー・バンドなどの録音にピアノやオルガン、電気ピアノで参加している。このような実力者揃いの演奏が悪いはずがない。タイトル曲こそ親指ピアノ(カリンバ)とチャルメラが踊る風変わりなものの、他の3曲は爽やかな新主流派ジャズである。テナーはソニー・ロリンズやジョン・コルトレーンを消化した太い音色と豪快な節回し、ピアノはシャープで端麗明快。難解なところは少しもない。どこかヨーロッパ的なセンスの良さを感じさせる。もちろん世界初CD化。ジャケットもオリジナルのドイツ盤仕様。これを逃すと一生後悔するかも!・・・・片岡文明
メンバー:
ジム・ヤング(p, African thumb piano)
ベネット・フリードマン(ts)
ハーレイ・ホワイト(b)
ジム・メッシンジャー(ds, Indian snake-charmer)
録音:1966年/ サンフランシスコ
曲目:
1. パズル・ボックス
2. ラメント
3. ポシビリティ
4. スキッピン・イン・ザ・レイン
※発売日が7月21日→7月31日に変更となりました。