雪の降る町から届いたピアノ それは降り積もる無垢な新雪のように心を満たしていく・・・
アメリカ・ヴァージニア州アーリーズヴィルの牧場で暮らす孤高のピアニスト、ボブ・メッティの雪をテーマにしたソロ・アルバム。
自主レーベルRedd Productionsから限定リリースされ完売となったトリオ作『Chance Of Snow』に続く本邦デビューとなる待望の最新作。
■DKNY・CM曲『Raindrops & Moonbeams』収録
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本作『First Snowfall』は、クレジットを見ていただけるとわかるように、2010年から2016年に録音されたオリジナルのピアノ・ソロ曲を集めたものだ。そのコンセプトは文字通り「雪」であり、雪にまつわる様々なシチュエーションを想像させる曲が並んでいる。僕もバイヤーとして近年のジャズを自分なりに注視しているが、このような余計な手垢に染まっておらず尚且つ洗練されたセンスを持った曲作りができるアーティストはなかなか居るものではない。いや、表層に現れずただ知らないというだけで才能のあるアーティストはまだまだ居るのかもしれない。本作のような、言ってみれば控えめな性格のサウンドについては特に。
~ここには美しい時間が流れるだけである。目覚めると雪景色になっていた、という朝にも合う「First Snowfall」。雪を見ながらドライ・マティーニを飲みたくなる「Dry Martini」。雪や凍った水が反射するきらめきの美しさの「Reflections」。雪化粧をまとったバラの美しさの「Winter Rose」。そして雪が降ることを何か…例えば異性への告白のきっかけなどに利用したいときの気持ちを汲んでいるかのような「A Chance of Snow Tonight」。それらには古くから幾人もの人々が続けてきたようなロマンティシズムが宿っている。~早く雪の降る日にこのアルバムを聴きたいと僕はうずうずしている。… 寺田俊彦(雨と休日)
■トラック・リスト:
1.ファースト・スノウフォール
2.バタフライ・キッセズ
3.ドライ・マティーニ
4.イン・ザ・モーニング
5.レインドロップス&ムーンビームス
6.アローン・アゲイン
7.チャンス・エンカウンターズ
8.リフレクションズ
9.ティアドロップス
10.ウィンター・ローズ
11.ウィスパー・イン・ザ・ウィロウズ
12.ア・チャンス・オブ・スノウ・トゥナイト(bonus track)
■パーソネル:
ボブ・メッティ piano
ボブ・ボーウェン bass (on track 12)
ジェームス・ハウdrums (on track 12)
録音:2010-2016/ アーリズヴィル・USA