グレッグ・カルーキス+シェルビー・フリントのクリスマス隠れ名盤が復刻!
細野晴臣がアルバム『Vu JàDé』で1961年のヒット曲「Angel on MY Shoulder(私のエンジェル)」をカバーしたり、山下達郎やフォーク・シンガー、小室等がお気に入りのシンガーに挙げるなどプロのミュージシャンからもリスペクトされてきたシェルビー・フリント。
彼女の手による「スター・オン・ホライズン」や「グリーティングス・オブ・ザ・シーズン」、グレッグとの共作「スティル」など心に沁みるクワイエットな名曲はじめ、お馴染みのクリスマス・ソングで綴られた今年のホリデイ・シーズンには欠かせないとっておきの一枚!
「シェルビーのキャラクターを含めたその創作性はクリスマス・アルバムという性質を乱すことなくオリジナリティを発揮していると言えるし、それを支えているグレッグもまた絶妙なセンスの持ち主であることがわかる。ピアニストとシンガーという立ち位置だが、男性と女性の共作であることがより幸福感を高めているのも事実。ジャズのクリスマス・アルバムかくあるべき。これが結論だ。」・・・寺田俊彦(雨と休日)/ライナーより
■トラック・リスト:
1.リトル・ドラマー・ボーイ
2.きよしこの夜/ もみの木
3.ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
4.ウインター・ワンダーランド
5.スター・オン・ザ・ホライズン
6.我らはきたりぬ
7.クリスマス・ソング
8.グリーティングス・オブ・ザ・シーズン
9.ホーム・フォー・ザ・ホリデイズ
10.ジングル・ベルズ
11.スティル
12.ホワイト・クリスマス
■メンバー:
シェルビー・フリント:ヴォーカル
(3, 4,5,8,9,11)
グレッグ・カルーキス:ピアノ
ジョン・レフトウィッチ:ベース
ジョエル・テイラー:ドラムス
録音:1993年6月/ロサンゼルス
シェルビー・フリント:
1939年9月17日、米カルフォルニア州ノース・ハリウッド出身の女性シンガー。ワーナー傘下のValiant
Recordsから1961年「Angel on My Shoulder」、そして1966年「Cast Your Fate to the
Wind」という、2曲のヒット・シングルを放つ。1970年代以降はスタジオ・ミュージシャンとして数多くのアルバムに参加してきた。映画音楽の仕事や女優としてTV映画出演などの経歴もある。1972年米国公開アニメ「Snoopy,
Come Home/スヌーピーの大冒険」、1973年米国公開映画「Breezy」、1977年米国公開「The
Rescuers/ビアンカの大冒険」、などの映画で主題歌を担当。クリント・イーストウッドが監督した「Breezy」の主題歌Breezy'sSongは、Michel
Legrand 作曲、Alan and Marilyn Bergman
夫妻の作詞。シェルビー・フリントの透明な歌声は、主人公の揺れる心をうまく表した佳曲。当時アメリカではシングル・カットもされた。1978年にはヴォーカル・グループ「Disco
J.J.S.」に加わり、サントリー社のCMソング2曲がオリコンでチャートイン。80年代には自己のジャズ・グループでの活動やチック・コリアをはじめとするジャズ・ミュージシャンの作品にも参加。
デビュー前のジョ二・ミッチェルが、ラジオから流れてきた彼女の歌を聴いて感銘を受け自分も歌手を目指すことを決めたというエピソードも残っている。