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ドリーム・ラヴ / グラディ・テイト

今年１０月に８５歳で惜しくも亡くなった名ドラマー、グラディ・テイトが豪華ミュージシャンを従えて得意の喉を思う存分披露した隠れ名盤。

セッション・ドラマーとして数々のレコーディングに参加した彼が１９６８年にゲイリー・マクファーランドのプロデュースでSKYEからリリースした「風のささやき」のヒットで一躍歌手としてその名を広めた。その後もドラマーとして参加したアルバムは４０００枚を超えるともいわれている。元々は歌手、舞台俳優を目指していただけにドラマーとしての仕事の合間にレコーディングしたヴォーカル・アルバムは１０枚以上に及ぶ。そのどれもが水準以上の出来だが、本作は絶頂期だった１９８９年にヴォーカリストとして一番影響を受けたナット・キングコールのレパートリーを中心に気心の知れたミュージシャン達とのリラックス・セッションから生まれたメロディーを大切にリリカルに、そしてエモーショナルに歌い上げヴォーカリストとしての本領を存分に発揮した作品。アルバム・タイトルの「ドリーム・ラヴ」はグラディが作詞・作曲した知る人ぞ知る名曲。長らく入手困難となっていたが追悼盤として２６年ぶりにパッケージも新たに待望のリリース！

曲目：
１．アンフォゲッタブル
２．ルート６６
３．彼女の顔に慣れてきた
４．夜の静けさに
５．ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド
６．バット・ビューティフル
７．ユー・アー・マイ・サンシャイン
８．ドリーム・ラヴ
９．アイル・ゲット・バイ
１０．誰も奪えぬこの想い
１１．時の過ぎゆくまま

メンバー：
グラディ・テイト(vo)
ビル・イーズリー(ss, ts, fl)
マイク・レンジ(p)
ピーター・ワシントン(b)
ルイス・ナッシュ(ds)
エロール・ベネット(conga)
録音：1989年9月/ NYC