幻のシンガー&ピアニスト、ボビィ・ボイルの未発表音源が奇跡の初CD化!
昨年7月発売された2枚のアルバム、『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』(日本初CD化)と『シングス』(世界初CD化)によって存在を知られるようになったボビイ・ボイル。そのスタイルは当時のポップ・チューンをジャズ・フォーマットで演奏した正にソフト・サウンディング・ジャズの草分けともいえるもの。そして彼女の死後、自宅で放置されていたアナログ・テープがプロのギタリストでもある息子、マイケル・マコーミックによって保管箱の中から取り出された。それは全盛時の輝かしいパフォーマンスを記録したもので全てが未発表という内容だった。本作はそのテープを元にマイケルの協力を得て編集、マスタリングが行われ世界で初めて陽の目をみることになった。おそらくこれは商品化を前提したものではなく、その為、彼女のプリミティブな魅了満載のリラックスしたプレイが堪能出来るボビイ・ボイル入門用としても楽しめる作品。音楽がグローバル化した今、ジャズ・ヴォーカルとソフト・ロックの良質のエッセンスを散りばめたこのアルバムこそジャンルを超えて多くの音楽ファンの耳に届いてほしい。
曲目
1.ノー・ラヴ・ソング
2.フィーリン・グッド
3.メドレー:サムタイム・アイム・ハッピー
~ライフ・イズ・ジャスト・ア・ボウル・オブ・チェ
4.トミーズ・イン・ラヴ
5.チム・チム・チェリー(inst.)
6.晴れた日に永遠が見える
7.ザ・ファースト・オブ・メイ
8.イッツ・ユー・オア・ノーワン
9.ザ・グリーン・リーヴス・オブ・サマー
10.インタールード
11.春の如く
12. マイ・フェイヴァリット・シングス(inst.)
13.レイジー・アフタヌーン
14.ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
15.ラック・ビー・ア・レイディ
16.ライト・アズ・ザ・レイン
17.クリケット
18.いそしぎ
19.サイクル(inst.)
メンバー
ボビイ・ボイル(vo,p,vib)
ロン・アンソニー(g)
クリス・クラーク(b)
チャック・ピッチェロ(ds)
ジミー・スチュワート(g)
ビル・プラマー(b)
・・・・他
録音:1966年-1970年