ニューヨーク・ダウンタウンの強者、ジャズ・パッセンジャーズ結成30周年記念盤!
ラウンジ・リザースを母胎にニューヨークで結成され、今年で結成30周年を迎える不屈のダウンタウン系ジャズ集団、ジャズ・パッセンジャーズの7年ぶりとなる11作目の新作。
「俯瞰する音楽様式は多大。ネイザンソン作の7.はレニー・ブルースの著作をもとにしているが、音楽的にはオーネット・コールマン的と言えるだろうか。また、ビル・ウェア作の続く8.はルイ・アームストロング憧憬を形にした。そして、2.4.5.8.9.とヴォーカルや肉声が入った曲が充実しているのも、本作の要点。過去、エルヴィス・コステロ他を録音に呼んだこともある彼らだが、ここではメンバーたちがいい感じで歌っている。鋭敏なアートであるとともに、砕けた娯楽を!それらは、ジャズとヴォーカルの結びつきの、興味深い、お茶目な提案となりえている。」
・・・・・佐藤英輔(ライナーより)
曲目:
1.パリ
2.エヴリバディ・プレイズ・ザ・フール
3.トラブル★
4.グレイス、スプーア、ビナリオ
5.ウェイク・アップ、アゲイン!★
6.ホエアズ・ロンリー・ジュニア★
7.ウィー・アー・オール・ジューズ
8.フレンズ
9.スプリング・フラワーズ
メンバー:
ロイ・ネイザンソン(as, ss, vo)
カーティス・フォウルケス(tb, vo)
ビル・ウェア(vibs, rhodes, vo)
ブラッド・ジョーンズ(b, vo)
サム・バードフェルド(vln)
E.J.ロドリゲス(perc, ds, waterphone, vo)
ベン・ペロウスキー(ds)
マーク・リボー(g on track 5)
2017年作品