きらめくようにスウィングするピアノと、ヴォーカリストとしての魅力を存分に感じさせる伸びやかな歌声。さらにラウンジーで軽快なアレンジメントも洒脱な雰囲気で心憎い。ご存じジミー・ウェッブが書きフィフス・ディメンションが大ヒットさせた名曲「Up UpAnd Away」。しかしこんなに華やかで躍動的なヴァージョンに出会ったことがあるだろうか。傑作なんて一言では決して片づけることができない、心の底から感動がこみ上げてくる。ジャズ・ヴォーカルとソフトロックの良質なエッセンスを散りばめた、まさに奇跡としか言いようがない音楽。たとえこの一曲を聴いただけでも、きっと誰もがこの作品に“特別な何か"が秘められていることに気付くはずだ。・・・山本勇樹
みんな大好きBobbi Boyle And The Trioは瀟洒なピアノと軽快で風通しのよいスウィング、コンピ『Seaside FM 80.4』に収録させてもらったロジャー・ニコルス「Love So Fine」や“usenfor Cafe Apres-midi"ヘヴィー・ローテイション「Spring Can Really Hang You Up The Most」を始め、ビートルズ/フィフス・ディメンション/スパンキー&アワ・ギャングなどの名カヴァーが並び、同タイプの名作として誉れ高いフランク・カニモンド・トリオやブルース・ウェストコット・トリオを思い起こす音楽ファンも多いはず。・・・橋本徹(SUBURBIA)
曲目:
1.ビートでジャンプ
2.想いあふれて
3.ディス・ガール
4.恋はフェニックス
5.ア・デイ・イン・ザ・ライフ
6.春が来たのに
7.行かないで
8.ラヴ・ソー・ファイン
9.イッツ・オールウェイズ4AM
10.レイジー・デイ
11.サッド・オールド・ワールド※
12.うわさの男※
※bonus track
メンバー:
ボビイ・ボイル(vocal, piano)
ロン・アンソニー(guitar)
クリス・クラーク(bass)
チャック・ピッチェロ(drums)
1967年作品