幻のレーベル、Andexに吹き込まれた魅惑のラテン・モダン・ジャズ
実質的にはアート・ペッパー・カルテットともいえるペッパーの名演集。
全編で聴かれる軽快で艶っぽい音色、フレージングは生涯のベスト・プレイ!
タンパ・レコードのアート・ペッパーといえば定評がある。「ジ・アート・ペッパー・カルテット」とこの「ザ・マーティ・ペイチ・カルテット」の2枚は50年代におけるペッパーの傑作といえばだれもが必ず挙げる傑作である。本作はマーティ・ペイチがリーダーになっているが、実際にリーダーシップをとっているのはむしろペッパーであり、ペイチにも一応花を持たせてリーダーにしたのであろう。~ペッパーには50年代とカムバック後の75年以降とに2つのピークがあるが、50年代のものは若々しくて感覚美に輝き、センチメンタルな要素が強く、トーンも柔らかくて甘美だ。【旧品番:MZCS-1177】
曲目:
1. ホワッツ・ライト・フォー・ユー
2. 貴方と夜と音楽と
3. サイドワインダー
4. アブストラクト・アート
5. オーヴァー・ザ・レインボウ
6. オール・ザ・シングス・ユー・アー
7. ピット・フォール
8. メランコリー・マデリーン
9. マーティズ・ブルース
メンバー:
マーティ・ペイチ(p)
アート・ペッパー(as)
バディ・クラーク(b)
フランク・キャップ(ds)
録音:1956年/ ロサンゼルス