二人のマイスターがニューヨークで再会、そして生まれたマスター・ピース
ノルウェーを代表するベテラン・シンガー、カーリン・クローグの最新作はスティーヴ・キューンはじめエリック・アレキサンダー、ルー・ソロフなど実力派を従えた待望のスタンダード集。北欧の空気のように深く澄んだ歌声でミッシェル・ルグラン、ボブ・ドロウやジャズ・スタンダードをエレガントにカヴァー。
デュオを主体に全14トラックを収録、3曲でエリック・アレキサンダー(ts)、2曲でルー・ソロフ(tp,flh)、1曲にこの2人がともに加わる。熱心なキューン・ファンならお気づきのように、キューンは04年に男性シンガー、PHILIPP WEISSのアルバム“YOU MUST BELIEVE IN SPRING"のバックを務め、そこにはアレキサンダーとソロフも参加していた。その共演歴や、カーリンとキューンの阿吽の呼吸のようなミュージシャンシップを考えれば、セッションが2日で完了したことも納得がいく。~衰えを知ることのない、録音当時76歳のカーリンと75歳のキューン。2人のワン・アンド・オンリーのパフォーマンスは、ジャズ・ジャイアンツとエヴァーグリーンな名曲たちに新たな夜明けをもたらしてくれた。・・・・茂木亮(ライナーより)
曲目:
1.アイム・オールド・ファッションド
2.モルデの夜明け
3.丘に住む人
4.スカンディア・スカイ
5.君に捧げるメロディ
6.今宵の君は
7.ラヴ・ケイム・オン・スティールシー・フィンガーズ
8.サンキュー・フォー・エヴリシング
9.ユー・ドゥー・サムシング・トゥ・ミー
10.リトル・バタフライ
11.ディド・アイ・リメンバー
12.トレイン
13.タイムス・ゲッティング・タファー・ザン・タフ
14.いつもさようならを
メンバー:
カーリン・クローグ (vo)
スティーヴ・キューン (p)
エリック・アレキサンダー (ts/4.10.12)
ルー・ソロフ (tp/2.9.13)
録音:
2013年10月/ニューヨーク