その甘い吐息まで感じる、ダイアナ・パントン初のライブ・アルバム!
ヴォーカル王国、カナダを代表するシンガーへと成長したダイアナ・パントン。
2013年夏に行われたホール・コンサートを収めたキャリア初となるライヴ・アルバムの登場!
ダイアナ・パントンの最新作「レッド」のライナー・ノートの冒頭で触れた2013年8月20日の台北でのコンサートの待望のCD化だ。しかもDVDの映像のおまけもついている。 彼女は、2012年の香港と台湾のジャズ・チャートでノラ・ジョーンズや小野リサ等の人気アーティストを抑えて第一位に輝く大人気だったので、上海、香港、台北のアジア・ツアーが行われた。コンサートは、台北の101階建のタワーを中心にした六本木ヒルズを大きくしたような区画にある1000人以上入るノーヴェル・ホールで満員の聴衆を集めて行われた。ジョン・ハンデイ、ポール・デスモンド、ジム・ホール、そしてジョージ・シアリングのグループで活躍したベテランのマルチ奏者ドン・トンプソンとトロントを中心に活躍、ジョージ・シアリング楽団も長かったギターのレッジ・シュワガーの二人だけの伴奏によるシンプルな舞台だが多彩な内容のコンサートだった。ドン・トンプソンは、彼女が19歳の時、その才能を見出した彼女の師匠とも言える人だ。彼の勧めで彼女が歌を習ったシーラ・ジョーダンが「彼女の歌は、魂が籠っている。歌詞の言葉、一つ一つ自分の物にしている」というような賛辞をよせているが、大変な美人の上、素晴らしい声の持ち主で、清楚で可愛いといった見かけ以上に、言葉に対する感覚の鋭さが彼女の魅力だ。彼女は、高校生時代から幅広い歌を聴いていて、其々の歌を充分に研究して自分のものにしていて選曲の趣味の良さも素晴らしい。それらを知的でセンシテイヴな解釈で歌う。そんな彼女の魅力が充分に味わえるステージだ。日本でも彼女のファンは、多いが何故か未だ、来日公演は、ないので近々、実現されることを期待したい。
・・・・高田敬三(ライナーより)
CD収録曲:
1.アイヴ・トールド・エヴリ・リトル・スター
2.コルコヴァード
3.デスティネーション・ムーン
4.黒いオルフェ
5.二人でお茶を
6.スマイル
7.プリュ・ジュ・タンブラス
8.イフ
9.アラバマに星落ちて
10.素敵じゃない?
11.ムーン・リヴァー
12.ア・ティスケット、ア・タスケット
13.夢の中の幸せ
14.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
DVD収録内容:
(MZCQ125のみ収録)
1.コンサート・ハイライト
2.アラバマに星落ちて
3.夢の中の幸せ
4.ディスコグラフィー
メンバー:
ダイアナ・パントン (vo)
ドン・トンプソン (p,b)
レグ・シュワガー (g)
録音:
2013年8月20日
ノーヴェル・ホール(台北)