TOKYOで制作された奇跡のブラック・ジャズ・ヴォーカル名盤2タイトルが復刻!!
伝説の名黒人シンガー、マキシン・サリヴァンが晩年に人気テナー奏者、スコット・ハミルトンを従えて1985年東京に残した奇跡のレコーディングが待望の完全復刻。
「いやあもう驚いた。そして感動した―マキシン・サリヴァンが歌いだしたとたん、ぼくは背筋がゾクッとした。こんなことは久しぶりの体験。あとはもう1曲ごとにタメ息をつき、うれしがり、ぐいぐいと惹きつけられ、魅了されてしまった。―ぼくはコンサートが終わったあと、彼女の初来日を実現させたオールアートの石塚貴夫さんに、この貴重な歌手マキシンの日本録音をしてくださいとお願いした。ぼくだけではない。野口久光先生も油井正一先生も石塚さんに迫った。」・・・青木啓(※初回発売時ライナーより)
1月17日ヤマハ・ホールでの初日を、笈田敏夫と一緒にきいた。スコット・ハミルトンとの共演はこの夜が初めてのはずだが、スウィング・コンボにヴォーカルをフィーチュアした頃のマキシンがくっきりと姿をあらわしタイム・マシーンに乗って50年遡ったような気分になり、帰途はゲソと興奮して話に熱が入り、マフラーをどこかにおとしたことにも気づかなかったほどだ。・・・・・・・油井正一(※初回発売時ライナーより)
マキシンは全曲、テイク1でOKの快速テンポで吹込み、正味3時間であげてしまったのだから驚く。一曲ごとにプレイ・バックを聞きながら必ずタバコに火をつけ、コーヒーにお砂糖をたっぷり入れて飲み、ケーキやアイスクリームにもにっこり笑顔で手を出すスゴさ。まさに底知れぬヴァイタリティは魔女マキシンといいたいほどだった。・・・野口久光(※初回発売時ライナーより)
曲目:
1.ユー・ワー・ミーント・フォー・ミー
2.アイ・ソート・アバウト・ユー
3.グッディ・グッディ
4.サムシング・トゥ・リメンバー・ユー・バイ
5.ラップ・ユア・トラブルス・イン・ドリームス
6.ユー・アー・ア・ラッキー・ガイ
7.ジョージア・オン・マイ・マインド
8.バイ・マイセルフ
9.アイ・ガッタ・ライト・トゥ・シング・ザ・ブルース
10.ジャスト・ワン・オヴ・ゾーズ・シングス
11・ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ
パーソネル:
マキシン・サリヴァン (vocal)
スコット・ハミルトン (tenor sax)
ジョン・バンチ (piano)
クリス・フローリー (guitar)
フィル・フラナガン (bass)
チャック・リッジ (drums)
録音:1985年1月28日 / 東京