70年代の自由な空気を詰め込んだ、カナダが誇るインディJAZZレーベルP.M.Records、【紙ジャケ+SHM-CD】で究極の復刻!
カナダを代表するマルチ・プレイヤー、ドン・トンプソンが70年代に残した早過ぎたソフト・ジャズ名盤。
例えばキース・ジャレット・カルテット『マイ・ソング』のパストラル感、或いはボビー・ハッチャーソン『処女航海』の浮遊感。そんな素敵なジャズとの出会いを予感させる心ときめくアーリー・サマー・ジャズの決定盤!我が国でも人気急上昇中のカナダの歌姫、ダイアナ・パントンのプロデューサー、アレンジャー、ピアニスト、ベーシスト、ヴァイブ奏者、コンポーザーとしてあらゆる面で支えるドン・トンプソンが70年代に残した早すぎたソフト・ジャズ名盤にして、カナダの澄み切った空気と豊かな大地を思わせる心和むフォーキー・ジャズ
「カナダで生まれた音楽には何か特別な空気感が漂う――少なからず私のような音楽ファンはそう思っている。ジョニ・ミッチェル、ブルース・コバーン、ニール・ヤング、レナード・コーエン、デヴィッド・ブルーなど、カナダ出身の音楽家は、広大な大地と豊かな自然に育まれながら、優しさや悲しみなど深い人間味がにじみ出てくるような詞を書き、そして音を紡ぐ。今回紹介するドン・トンプソンの『Country Place』はジャズの作品であるが、上記のシンガー・ソングライターたちの作品と同じような手触りを感じた。―このアルバムにはシンガー・ソングライターの作品に通じる内省感がどことなく漂っているのだ。それに国境を越えてしまうが、キース・ジャレットの『My Song』や、ハンク・ジョーンズとチャーリー・ヘイデンの『Steal Away』といった牧歌的かつスピリチュアルなジャズの作品との共時性も見出すことができる。」・・・山本勇樹
曲目:
1. カントリー・プレイス
2. フォー・クリス・ケイジ
3. サーシャズ・デライト
4. セカンド・ヴォヤージュ
5. フル・ネルソン
6. ソング・フォー・ソニー
メンバー:
ドン・トンプソン (p, vibs.)
ジーン・ペルラ (b)
ジョー・ラバーベラ (ds)
録音:1975年12月/ NYC