西海岸で一番スタイリッシュなピアニスト、ピート・ジョリーが幻のレーベル、
AVA Records に残したゴキゲンなアルバムが待望の世界初CD化!
「本当においしいものは、最後に登場する」。
そう言ったのは、いったいどこの誰だったろう。"ピート・ジョリー、黄金のAva3部作"のラストを飾る『ハロー・ジョリー!』が、とうとうCDで聴けるようになった。他の2アイテム、『リトル・バード』と『スウィート・セプテンバー』は既に何度もCD化され、すっかり定番の仲間入りを果たしているというのに、なぜか当アルバムはリイシューの機会を逸してきた。少なくないファンが、「この優れものが、なぜ再発されないのか」という気持ち、「一生再発されないでくれ。この作品を独り占めしたいんだ」という気持ちの間で悶々としたはずだ。しかし今回、『ハロー・ジョリー!』は遂に蘇った。コンボ (小編成のバンド)による前2作とは打って変わった、オーケストラやストリングスを取り入れたフォーマットのなか、ジョリーのピアノが歌い、舞い、踊る。洒脱でゴージャス、夢のあるサウンドがアルバム全体に拡がる。Jollyという言葉には"楽しい、陽気な、愉快な"という意味があるけれど、まさしく愉しさいっぱいのピアノが満喫できるのだ。――原田和典(ライナーより)
心地よい疾走感がたまらないビートルズ・カヴァー「A Hard Day's Night」でいきなりノックアウト!まるでウエスト・コーストの空のように澄み切ったそのピアノ・タッチとそよ風のようなストリングスが心地良く耳を撫でる「Here's That Rainy Day」、ベースがうねるグルーヴィーな「A Sleepin' Bee」、体が自然に揺れるファンキーな「Hello Dolly」などなど最後まで一気に聴ける捨て曲ナシの超名盤。ハワード・ロバーツ(g)、バーニー・ケッセル(g)、バド・シャンク(as)、ビル・パーキンス(bs)はじめ豪華ミュージシャンがサポート!またエンジニアにはプレスリー、フィフス・ディメンション、アソシエーションズ、トム・ウェイツなどを手がけた音の匠、ボーンズ・ハウが担当しミラクルなサウンドにより磨きをかけている。