50年代のチェット・ベイカー、70年代のマイケル・フランクス、
そして今、リンカーン・ブライニー。
「チェット・ベイカーにバカラック、そしてクイ・リー(!)の名曲まで、素晴らしいカヴァー・センスと、親密なホーム・パーティーの雰囲気に満ちた、こんなアルバムを待っていました。」 ・・・橋本徹 (SUBURBIA)
カリフォルニア州ナパヴァレー在住のミスター・ウエスト・コースト、リンカーン・ブライニー待望のニュー・アルバム!シャーデー、スティービー・ワンダー、トム・ウェイツ、ロン・セクスミスなどの秀逸なカヴァーで一部のヴォーカル・ファンやサバービア系リスナーから大絶賛された名作「Foreign Affair(コートにすみれを)」から5年半ぶりとなるセカンド・アルバム。PARTYside(M1-7)は親しい友達を招いて行われたホーム・パーティーでのウォームでリラックスしたセッション。そしてCHETside(M8-13)は敬愛するチェット・ベイカーへ捧げられたシアトルのジャズ・クラブで行われたトリビュート・ライヴでのリスペクト感あふれるステージを収録。チェット・ベイカーやジョアン・ジルベルト、マイケル・フランクスなどを彷彿とさせるソフトでジェントルなその歌声と爽やかなウエスト・コーストの空気をいっぱいに吸い込んだジャジーなサウンドが織りなす至福の一枚。The Jazz Renegadesのヴァージョンがクラブ・シーンで人気の「Do It The Hard Way」のグルーヴィーなトラックからスタートし、ブロッサム・ディアリーもカヴァーした「You Fascinate Me So」のクールなプレー、B.J.トーマスで大ヒットしたバカラック作「Rain Drops Keep Fallin On My Head」のとろけるような歌声、アコースティック・ギターのみで歌われる今は亡きハワイのシンガー・ソング・ライター、 クイ・リーが残した一世一代の名曲「I'll Remember You」、そして「Look For The Silver Lining」をはじめとするチェット・ベイカーのレパートリーの数々。もう2012年度最優秀男性ヴォーカル・アルバムはこれで決まり!?
リンカーン・ブライニー (Lincoln Briney):
1964年5月5日サンフランシスコの北450キロにある閑静な町、ユーレカに生まれる。ドイツ系の移民で牧師だった父とアニタ・カー・シンガーズが好きだった音楽好きの母の元で育つ。ノーザン・コロラド大学でジャズ系コーラス・グループに所属し歌手として目覚める。そして当時一番影響を受けたアーティストはジーン・ピューリング率いるハイローズとシンガーズ・アンリミテッド。彼らの歌の解釈や音の重ね方、ハーモニーが彼の音楽の基礎を形成したといえる。
シアトルでソロ・シンガーとしてCMソングなどの仕事でスタートした後、ニューヨークに拠点を移し本格的な活動を始める。そして2004年に世界的に優秀なワインの産地として有名なカリフォルニア州ナパに移住。マーク・マーフィー、ジャニス・シーガル、ボビー・マクファーリン、トム・レリスなどのレコーディングやツアーなどに参加。そして2006年に初のソロ・アルバム「Foreign Affair」をリリース。現在2012年夏のリリースを目指しスタジオ・アルバムを企画中。
★好きな歌手・・・・シンガーズ・アンリミテッド、シャーリー・ホーン、ヘレン・メリル、ジョアン・ジルベルト、マーク・アーモンド、マルコス・ヴァーリ、ニック・ドレイク、ジェリー・サザーン、ニック・デカロ、ボブ・ドロウ、ブロッサム・ディアリー etc.
★好きなミュージシャン・・・・マーティー・ペイチ、ジェリー・マリガン、チェット・ベイカー、クレア・フィッシャーなどをはじめとするウエストコースターズ