ユーロ・ジャズの名門、 enjaを唸らせたヴェルヴェット・ヴォイス・・・
「キュート&ソフィスティケイトされた歌声で注目のジャーマン・レイディ、リザ・ヴァーラントがプリンス、ドアーズ、ビートルズそしてマーヴィン・ゲイなどの名曲をクールにカヴァー。人気ピアニスト、ウォルター・ラングのブリリアントなタッチがその歌声を優しく包み込みあなたのハートにそっと火をつける。enja移籍第一弾。
ユーロを代表するピアニスト、ウォルター・ラング率いる最強のピアノ・トリオ Trio ELFの全面サポートで生まれたコンテンポラリー・ジャズ・ヴォーカルの逸品。アコーディオン奏者だった父を持つリザ・ヴァーラントは幼少の頃から様々な音楽に触れ、特にブラジル音楽からは多大な影響を受けた。そしてアストラッド・ジルベルト&スタン・ゲッツに捧げたアルバムやボサノヴァ・アルバムなどを本国ドイツでリリースし高い評価を得ている。本作は彼女にとって6枚目のアルバム。移ろいゆく愛をテーマにユーロ特有の温かく洗練された歌声でおなじみのポップ・チューンがシックに綴られていく。
囁きが甘く香るプリンスのキメ曲(1)から始まり、スロー&スウィート、そしてウォルター・ラングのリリカルなピアノがたまらない、ドアーズの (2)。まるでスタンダードのようなリザのオリジナル(3)。シックにアレンジされた大人気スダンダード(4)。ウォルター・ラングのピアノが光る大人のビートルズ(5)。ウィスパリング・ヴォイスで甦ったストーンズの名曲(6)。デペッシュ・モードがこんなにアダルトに・・・・(7)。優しい歌声に悲しみをにじませたジャジーなシューベルト(8)。えっ、これが世界的に大ヒットしたあのディスコ・チューン?と耳を疑う(9)。これまた音楽ファンには嬉しい選曲、ミッドナイト・ムードのマーヴィン・ゲイ(10)。
これはまさにヴェルヴェットのようにスムースでソフトなタッチのアルバム。ここにまたジャズ・ヴォーカルのマスター・ピースが誕生した。