カル・ジェイダーの魔法のマレットから弾けたとびきりスウィートでクールなバカラック。時間とジャンルを超越した永遠の輝き。オリジナル・デザインW紙ジャケット仕様。
「人気バイブ奏者、カル・ジェイダーが1968年に残したラウンジーなジャズの名作、国内初CD化。~中略~バカラック集故に曲は当然すべて最高。それだけに3人のアレンジャーを駆使した多彩なアレンジが光り、プレイヤー達のリラックスしたノリが、これまた絶妙だ。このポップで洒落たセンスと軽快ながらズッシリとくるグルーブ感は今の時代にも依然、ヒップだし、サウンドに身を委ねていると心地好いことこの上無し。」
(スイングジャーナル2004年11月号より。)
「カル・ジェイダー・ミーツ・バート・バカラック。華麗にマレットを操るジェイダーがヴィヴラフォンでバカラックの美しいメロディーを奏でる。そう聞くだけで胸が踊る。~中略~アーティストがスタッフを信頼しリラックスした空気の中で自由に音楽を演奏する、この瞬間に心に残る名演が生まれる。マクファーランドの音楽観に共感したジェイダーは、スカイからのファースト・アルバムのライナーで熱く語っているように、この時期に音楽へ向き会うことを純粋に楽しみ、自身の音楽の幅を広げサウンドの裾野を広げた。後の70年代のファンタジーや晩年のコンコードでのエレクトリック・ピアノなど様々な楽器をフィーチャーしたジェイダーのサウンドにはこのスカイの時代の影響はきっと大きい。」
――吉本宏(ライナーより)
収録曲:
1.Moneypenny Goes For Broke
2.What the World Needs Now Is Love
3.Anyone Who Had a Heart
4.Don't Make Me Over
5.A Message to Michael 6.My Little Red Book
7.I Say A Little Prayer
8.Walk on By
9.You'll Never Get to Heaven (If You Break My Heart)
メンバー:
カル・ジェイダー(vib)
マイク・メルヴォン(org)
ジム・ケルトナー(ds)
ジェームス・ヘルムス(g)
マーヴィン・スタン(flh)
ガーネット・ブラウン(tb)
録音:1968年