Verve, Impulseで活躍したプロデューサー、コンポーザー、ヴァイヴ奏者、
ゲイリー・マクファーランドが、カル・ジェイダー、ガボール・ザボらと共に 新しい時代のジャズ・レーベルを目指し1969年に設立したSKYE
Records。 ゲイリーの卓越したセンスから生まれたジャズというジャンルにとらわれない
ポップでハイ・クオリティーなサウンドは、当時のジャズ・リスナーに衝撃を与えた。 しかし71年、ゲイリーの突然の死によって、わずか2年余りというあまりにも短い期間でその歴史の幕は閉ざされてしまう。
だが、残された作品は20数年後の90年代のクラブ・シーンで再評価の気運が高まり、 オリジナル・アナログ盤は中古市場で高騰。再発が熱望されていた。
そしてゲイリーの死から33年を経た今年、遂に待望の国内初CD化が実現される。
さらに今回は、名プロデューサー、ノーマン・シュワルツの手により 1976年から78年にかけて約20タイトルが制作されたスカイの姉妹レーベル、
グリフォンの復刻シリーズもリリース決定!
波紋のように広がる洒落たヴァイブの音色や、物憂げに響く鼻歌のようなスキャッ トや口笛。涼しげに風や光に溶け出す、しっとりとメランコリックなソフト・サウン
ディング。ビートルズやバカラック、ルグランやジョビンという粋なレパートリー。 厚紙がヴィニール・コーティングされた、あのジャケットの質感。ソフト・ロックで
あり、ボサであり、イージー・リスニングでもあるその音楽は、まさにサバービア・ ジャズ。
知性と気品とソフィスティケイションに気怠さや密やかさも感じさせる、まるで夢 の世界に迷い込んだような音像に、ゲイリー・マクファーランドの“サックフル・オ
ブ・ドリームス”が詰まった素敵なレーベルです。橋本 徹(SUBURBIA)
1965年のある日ニューヨークで初めてゲイリー・マクファーランドと会った。 当時ストレートなジャズばかり演っていた僕が彼を通していろんな音楽を知りそれを 機に視野が広がったと思います。 スマートでセンシティヴで思いやりのあったゲイリー。 そんな彼が残したSKYEのアルバムが30数年ぶりに日本で紹介されるのを心から嬉しく 思います。 渡辺 貞夫
CTIよりスイートでバブルガム。A&Mよりビターでアシッド。 だから、すこし大人になってから、ぼくも好きになりました。鈴木 惣一朗(ワールドスタンダード)
SKYEレーベルは、とても大人。成熟しているのに先鋭的。洗練されているのに前衛的。片岡 知子(instant cytron)
クールなヴィブラフォンの響き、ジェントルなホーン、グルーヴィなリズム・セク ション・・・まさに涼風運ぶソフト・サウンディング・ジャズだ。長門 芳郎(BELIEVE IN MAGIC INC.)
スカイの音が、いまCDで蘇ろうとしている。ジャンルにとらわれない、自由な感性を もったスカイの音は、必ずや21世紀のリスナーの心も掴むことだろう。小柳 帝
Pick Up!
美しく揺れるラテン・ジャズ、柔らかに溶け出すボサ・ジャズ、穏やかにたなびく クール・ジャズ、まろやかに響くラウンジ・ジャズ、崇高に輝くスピリチュアル・ ジャズ、そして心を振るわせるソフト・ロック・・・・伝説の名門レーベル、スカイ & グリフォンの珠玉の名作集、グルーヴィーなカフェ・アプレミディ編とメロウなアプレミディ・グラン・クリュ編。
[ SKYE&GRYPHON for Apres - midi Grand Cru ]
selected by 橋本徹 (SUBURBIA)
11.17 release
MZCS-1053 ¥2,520 (税込)
[ SKYE&GRYPHON for Cafe Apres - midi ]
selected by 橋本徹 (SUBURBIA)
11.17 release
MZCS-1052 ¥2,520 (税込)