昨日ダイアリーでもご報告しましたが、
HMVさんとのコラボコンピ、発売になりました。
とある筋からの情報によると、好評いただいているとのことで動きも順調だそうです。わーい!
この、コンピの発端は今年の6月頃のことでして。
エイチのご担当者、山本さんとMUZAK組で企画会議したんです。
その場ではコンセプトもタイトルも決定しなかったのですが、
その後おのおの知恵を出し合い、辿り着いたのがスタンダード・ソングの「カム・レイン・オア・カム・シャイン」。初めは1枚だったんですが、やっぱり2枚組にしよう!ってことになって現在の形に。
ここら辺の話はコチラに詳しくあるんで、ぜひぜひ読んでみてください。上司と山本さんの対談が載ってます。
HMVコンピを聴いてて、再認識したんだけど、
コンピって、今まであんま気がついてなかった曲の良さを発見出来たりするんですよね。
アルバムで聴いてたとき、自分の中でそんなに印象残ってなかったものが、
俄然光りだしてきたりとか。
例えば、今回の場合、私の中ではナンシー・ハロウの「ヒア・カム・ザ・サン」がそうだったりします。
ナンシー独特のあの節回しと声が妙に心地良く耳に残るというか。
もちろん、サポート・メンツの演奏も素晴らしいですよね。
ローランド・ハナ、ジョージ・ムラーツ、グラディ・テイト、ビル・イージリーに、パーカッションのアート・タンクボヤシ。
レイン・サイドの最後から2曲目なんですが、タイトル通りふわーっと陽の光が見えてくるような、
幸福感ある素敵なヴァージョンです。
あと、収録されて嬉しかったトラック。
これ、もちろん全部ですが、特に私が嬉しかったのは
ダイアナ・パントンの「アイ・ゲット・アロング・ウィズアウト・ユー」。
山本さんからドラフトの選曲リストが来た時に「ウワ?(・∀・。)!」って嬉しくなりました。
もしかしたら前にも書いたかも?
この曲の作曲・作詞者はホーギー・カーマイケルなんですが、実は歌詞には元ネタがあったそうなんです。
新聞だったか雑誌の読者投稿欄に掲載された詩がオリジナルだそうで、
それが紆余曲折を経て15年後にホーギーの目に止まり、彼がその詩を元に歌詞を書いたと。
(もちろん、きちんとした手段を踏んで出版されたんですが、それまた紆余曲折の物語がありまして。)
で、そのオリジナルの詩がまた、いいんです。
素朴というか、シンプルな分、こっちの方が個人的には好きかも。
ほんと、雨サイドにピッタリの一曲なんですよ。
Except Sometimes
I get along without you very well,
Of course I do.
Except the times a soft rain falls,
And dripping off the trees recalls
How you and I stood deep in mist
One day far in the woods, and kissed.
But now I get along without you -- well,
Of course I do.
I really have forgotten you, I boast,
Of course I have.
Except when somone sings a strain
Of song, then you are here again;
Or laughs a way which is the same
As yours; or when I hear your name.
I really have forgotten you -- almost.
Of course I have.